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佐藤彰牧師の講演会 [震災関連]

昨夜は、福島第一原発に最も近い教会の牧師、佐藤彰先生の講演会が大分市のコンパルホールで行われました。主催は大分県の宣教協力会です。

宣教協力会は福音派の教会が多いことも関係しているのでしょうか。会の最初と最後にはゴスペル・ソングによる讃美が行われました。まあ、それは良いとしてお祈りの最中にBGMを流すのは、さすがに私の肌には合わない感じでした。(^_^;

佐藤先生には、『流浪の教会』という著書があり、私も事前に読んでおりました。

そこには、故郷に留まることが出来ず、会津若松、米沢、そして奥多摩へと教会員との大移動、正に出エジプトのような試練が待っていたのでした。

 

佐藤先生の誕生日は3月11日。まさにこの震災で経験した出来事を語り伝える牧者として選ばれた人だと感じました。今週は木曜まで九州各地を回り、金曜は北海道へ講演に行かれるそうです。

ちなみに昨夜の参加者は280名程度で、支援金は40万ほど献げられたそうです。




また、インターネットのHPを通じて、世界中から激励や支援が寄せられているそうです。発信されるメッセージもボランティアによって英独仏西韓中と六カ国語に翻訳されているそうです。HPでは礼拝のメッセージも音声及びビデオで見ることが出来るようになっていますし、支援金などの振込先も紹介されています。興味のある方はどうぞご覧下さい。
http://f1church.com/


聖公会&ルーテルの震災支援共同オフィス [震災関連]

いよいよ、明日朝、大分に向けて出発です。
大きな期待と若干の不安とが入り交じる緊張感を感じているところです。

ところで、久しぶりにルーテル教会の震災救援ブログ「ルーテルとなりびと」http://lutheran-tonaribito.blogspot.com/ を見ましたら、何とルーテルの救援本部「となりびと」本部が、聖公会で行っている救援プロジェクト「いっしょに歩こう」本部の一角にスペースを提供頂き、両教会がより緊密に連帯して救援活動が行えるようになったとのことでした。

また、先日は用賀の聖公会神学院との交流会について触れましたが、聖公会には京都にウィリアムズ神学院があります。そちらから10名の神学生と2名の先生がボランティアに来て下さったことも報告されていました。このように教派を超えた活動を一緒に行えるというのは本当に素晴らしいことだと思います。そのようなエキュメニカルな姿こそが世に対して教会の使命を証しする良い働きだと思います。

ちなみに、聖公会の「いっしょに歩こう!」プロジェクトは下記のようなミッション・ステートメントを掲げています。
① わたしたちは、東日本大震災により困難を負って生きる人々に敬意を払っていっしょに歩きます。
② わたしたちは、被災地の方々の生活と地域の再創造に向けていっしょに歩きます。
③ わたしたちは、主イエス・キリストが共に歩いてくださることに励まされていっしょに歩きます。
詳しくはhttp://nskkiinkai.blog116.fc2.com/blog-entry-188.html をご覧下さい。


加藤登紀子の被災地応援ソング [震災関連]

昨晩も大きな地震が東北地方で起きました。


私の身内は大事ありませんでしたが、それでも寝ているベッドが移動したり本棚が倒れたりと、余震とは言えない大きな揺れだったそうです。復旧の最中、停電をはじめライフラインが再びダウンするということは、何よりも不安なことに違いありません。

東京では満開の桜の中、春の嵐のような風が吹き荒れる一日でした。
ルーテル教会の支援体制として、仙台教会を拠点として交代でボランティアが常駐することになり、小泉嗣牧師が既にその働きを開始しています。被災地の教会とのネットワークを活かしながら、頑張って頂きたいと思います。

今回の震災を受けて、私の好きな歌手の一人である加藤登紀子さんが被災者への応援ソングを作られました。是非聞いて頂ければと思います。

加藤登紀子の被災地応援ソング

明日の特別の祈り(震災から4週目を迎えて) [震災関連]

明日は早いもので震災から4週目の主日を迎えます。

全国のルーテル教会では、下記の特別の祈りを共に礼拝で祈ります。

ある教会員の方は、先週の礼拝で特別の祈りを祈りながら涙が出てきたと語っていました。自分の心の中にある思いを、祈りにしてもらった気がしたという方もいらっしゃいました。成文祈祷を大事にするルーテル教会の良さが、このような時に改めて感じさせられます。

皆様も、それぞれの教会で、自宅で祈りを合わせて頂ければと思います。 

司式)慈しみ深い神様。2011311日午後246分という時を、私たちは忘れません。この日は深い悲しみと、尽きることのない不安と、止まることを知らない恐れに、私たちが置かれた日だからです。深い絶望が襲い来る中にあって、どうか私たちが祈る心を失わないように、主よ、お助けください。
会衆)主よ、お助けください。 

司式)憐み深い神様。2011311日午後246分という時を、私たちは忘れません。この日は世界中の人々が、私たちの大きな災害を心に留め、私たちの悲しみを共にしようと心を向けてくださった日だからです。届けられ続けている様々な支援を通して、被災されたすべての人々に一歩を踏み出す力が与えられますように、主よ、お助けください。
会衆)主よ、お助けください。

 司式)慈しみ深い神様。震災によって愛する家族や友人を失い、家を失い、職を失い、ただ喪失感の中にたたずむ全ての人々に、あなたからの慰めがありますように。失われてしまった未来を、どうかあなたが新たに与えてくださいますように。未来を取り戻すために、私たちにもできることがありましたら、主よ、どうか教えてください。
会衆)主よ、どうか教えてください。

 司式)憐れみ深い神様。人を、家を、街を飲み込んだ津波の爪あとは、今も多くの人々の心に、そして多くの場所に残ったままです。無惨なふるさとを見つめなければならない人々の心を思うと、胸が張り裂けそうです。愛する者を亡くした人々の悲しみに、未だに愛する者の消息すらつかめない人々の焦燥感と絶望感に、主よ、どうぞ寄り添ってください。
会衆)主よ、どうぞ寄り添ってください。

 司式)慈しみ深い神様。福島原子力発電所の事故による不安や恐れが続いています。突然に避難生活を強いられた多くの方々、風評被害で苦しむ方々の労苦を覚え、一日でも早く解決の道が見えますように。また被曝の危険の中、事故の処理にあたっている方々を、主よ、お守りください。
会衆)主よ、お守りください。

 司式)憐み深い神様。私たちの兄弟姉妹である仙台・鶴ケ谷教会に連なる人々を特に覚えて、あなたの恵みと慰めを注いでください。大震災により傷ついた子どもたちを特に覚えて、あなたの愛で包んでください。病の中で震災に遭った人々を特に覚えて、あなたの癒しをお与えください。止めどもなく涙を流す人々に、私たちも寄り添うことができるように、主よ、私たちにも力を与えてください。
会衆)主よ、お聞きください。

 全員)耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えてくださる神様。今こそ、私たちが互いに愛し合い、支え合い、共に生きる地の民となることができるように力をお与えください。イエス・キリストの御名によって祈ります。

アーメン。


朝日新聞 『一緒に傷つき生まれる絆』 [震災関連]

今朝の朝日新聞のオピニオン欄に奥田知志さんのコラムが載っていました。

奥田さんは牧師であり、NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長の責任も負っていらっしゃいます。
ホームレス支援の活動などはNHKの番組でも放映されたことがありましたし、先日の「孤族」の特番にも出演されていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

朝刊のコラムの題は『一緒に傷つき生まれる絆』です。
この中から、心に響いた部分を抜粋して紹介いたします。

「息の長い支援で絆をつむいでいきたい。ただ支援の場では生身の人間のぶつかりあいが起こり、お互い少なからず傷つくことがある。裏切られウソをつかれることがあった。こちらが逃げ出すこともあった。長年の支援の現場で確認したことは、絆には「傷」が含まれているという事実だ。

「人の支援は、一人で支えようとしてもつぶれることを知っている弱い人達が、それでも「何かやってみよう」と集まり、チームをつくることで成り立っている。いわば「人が健全に傷つくための仕組み」なのだ。」

「いま未曾有の事態を前に、私たちの前には二つの道がある。傷つくことを恐れて出会いを避けるか、それとも顔を見せて相手に寄り添い、傷ついても倒れない仕組みをつくるかだ。」

以上の内容は、東京版であれば13頁に記載されていますので、朝日新聞をお読みの方は是非全文をご覧下さい。


海外紙に見る震災現場報道の力 [震災関連]

Facebookを通じて、友人からNew York Timesの写真を教えてもらいました。

http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1

さすがは、プロのカメラマンといった写真を、時系列で254枚見ることが出来ます。
中には、これまで日本のメディアで報道されてこなかったようなものもあります。

報道とは、口先だけのお題目や解説に紙面を割くことだけでなく、現実の姿を
世に示すことだということを強く感じさせられました。

説教でも同じことが言えるのでしょうね。
解説ではなく、神様の出来事を鮮やかに描き出してメッセージを語ることだと思います。

今日はとにかく、だるくて疲れがとれません。早く休みたいと思います。


救援物資を石巻に届けてきました! [震災関連]

今朝の6時に、自宅に帰ってきました \(^O^)/。 

被災地(石巻)への救援物資を運搬するために、昨日の7時前に自宅を出ての長い一日でした。

今回はルーテル教会での本格的な第1回救援物資輸送となりました。今朝は、救援物資の集荷基地となっている倉庫に、青田副議長、大柴教区長、徳野広報室長、今回の立役者である松木牧師、ELCAのフランクリン石田先生などが集まって、出荷式をもって送り出して頂きました。




3台のトラックはそれぞれ、近い順から亘理、石巻、気仙沼に向かい、それぞれのトラックには、信徒常議員の木村さん、神学生の私、チャプレンの河田先生が同乗致しました。今回は図らずも信徒、神学生、牧師という構成になり、健全なバランスがとれているなあと感じた次第です。

また、緊急車両登録を受けていることで、高速道路は無料、燃料も指定の給油所であれば無料で給油してもらえました。更に、一般車両は通行止めの区間も通して頂けるなど、この許可証の威力は大きいものがありました。



物資輸送の詳細は別途報告書をアップしたいと思います。





また、写真については下記のフォルダにアップしてありますので、合わせてご覧下さい。

 http://www.dropbox.com/gallery/23222866/1/20110328_Ishinomaki?h=c338fd
 

 次回の物資郵送は44()に予定されているとのことです。引き続き支援物資の送付のほど宜しくお願い致します。<m(__)m>


震災から三週目の特別の祈り [震災関連]

今日は実習先の武蔵野教会から春休みを頂きました。

計画では、娘の小学校が春休みになるのを待って、妻の実家の福山に家族で帰省する予定でした。しかし、今回の震災を受けて帰省を取りやめて待機していたところで、明日の救援物資運搬ボランティアの話が来た次第です。

 折角の休暇なので、前から一度訪問したかったルーテル池袋教会の礼拝に、今日は参加させて頂きました。礼拝は10:30からですが、礼拝前の10:15から祈りの時が持たれており、心を静めるとても良い時間だと感じました。下の写真は池袋教会の聖壇とお花です。

礼拝では、今週も全国のルーテル教会で共通の連祷が行われました。
四旬節第
3主日となった、今週の祈りは北海道特別教区によるものです。

 司式:私たちのうちにおられ、今も生きて働いて下さる神様。私たちは今、あなたの憐れみと愛に信頼して全国の兄弟姉妹と共に祈りを捧げます。神様、311日の大地震によって多くの尊い命があなたの御許に召されました。地震、津波で亡くなられた方々が神様の憐れみの御手の中にありますように。また、大切な人を亡くした方々の悲しみをあなたが慰めてください。
会衆:主よ、聞いてください。
 

司式:このような大惨事において、多くの人の命を救って下さり感謝いたします。被災地では困難な生活が続いています。どうか、被災された方々の傷ついた心と体と生活が癒され、一日も早く立ち直ることができますように。
会衆:主よ、聞いて下さい。
 

司式:被災地に親族や友人、関係者が住んでいて、安否の確認がとれず、不安の内に過ごしておられる方々を憶えます。神様、どうかその方の不安と寄り添って下さい。また、その不安な思いを分かち合い、祈り合う隣人をお与え下さい。
会衆:主よ、聞いて下さい。

司式:余震の続く中で救援活動をしておられるすべての方々をお守り下さい。また、自らも被災しながら、他者のために尽くす人々の姿に励まされています。どうか、日本中が力を合わせ、心を合わせてこの試練を乗り越えてゆくことが出来ますように。
会衆:主よ、聞いて下さい。

 司式:福島原子力発電所の事故が私たちの生活に様々な影響を及ぼしています。大地や水、空気が汚染され、そこに住む人々と生き物たちに深刻な影響を与えています。どうか、これ以上、被害が広まりませんように。多くの犠牲と痛みを経験した私たちが、このことを教訓にして、これからの日本のエネルギー政策の在り方を見直し、あなたから与えられた知性を安全なエネルギーを開発していくことに用いていくことができますように。
会衆:主よ、聞いて下さい。
 

司式:仙台・鶴ヶ谷地区に、全国の教会から集められた救援物資が運ばれ、同時に牧師が派遣されました。現地の必要を汲み取り、素早く的確な援助をするための情報を集めることができますように。また、その安全をお守りください。そして、全国の教会の私たちが心を一つに合わせ、今、自分にできる最善のものを捧げ、支援を息長く続けていくことができますように。助け合うこと、つながることの大切さを学び、神の愛を体験することができますように。言い尽くせぬ願いと祈りを、全国の教会の兄弟姉妹の祈りにあわせて、主イエス・キリストの御名によって祈ります。
会衆:アーメン
 

 


救援物資の輸送先 [震災関連]

先にお伝えしたように、28日に救援物資を運搬します。

その場所ですが、現在最も物資が不足しているとされる、下記にお届けすることになりました。ルーテル教会(JELC)では下記の134を担当する予定です。2の遠野を除いては、どこも沿岸部で津波の被害の大きかったところです。無事にお届けできるようお祈り下さい。

 1.  お米、インスタントスープ、バナナ、味噌
   石巻市南境字新小堤18番地
   石巻市総合運動公園
   JELCが担当

2. 
お米、インスタントスープ、バナナ、味噌
   岩手県遠野花巻周辺
   担当:CCP(パレスチナ子供のキャンペーン)が担当協力

3. 
お米、インスタントスープ、バナナ、味噌、水
   宮城県亘理郡亘理町、町役場(災害対策本部)
   ICA(文化事業協会)が担当協力

4. 
お米、インスタントスープ、バナナ、味噌
   気仙沼青果市場
   宮城県気仙沼市四反田94-1
   気仙沼市総務課 危機管理課 

ところで、一昨日に仙台にいる両親の許へ、食料を佐川急便で送ったのですが、今日無事に届いたそうです。高速も一般車が通れるようになって、これから物資郵送や人の往来も増えることでしょう。現地は今でも燃料不足で、身動きが不自由な状態です。今朝も仙台は雪が積もりました。被災地の皆様のご健康が守られるよう祈りたいと思います。


救援物資をお届けに行きます! [震災関連]

  ルーテル教会では、震災直後から下記のように救援物資の募集を行ってきました。 
  全国から続々と寄せられたこれらの物資を持って、来週28()に、被災地に向けて第1回の運搬が行われることになりました。今回は4トントラックで3台が現地に向かいます。
  神学校から運搬ボランティアの要請がありましたので、私も及ばずながら参加させて頂くことになりました。私は被害の大きかった石巻方面に向かう予定です。 救援物資は引き続き、下記の通り募集しておりますので、皆さんのご協力をお願い致します。

<m(__)m>

 募集救援物資

「米」「缶詰」「カップラーメン・インスタントラーメン」「レトルト食品」
種類ごとに段ボール箱に詰め、品名が分かるように箱に記入(もしくは紙で貼る)してください。

決して混合してつめないでください。必要な所に必要なものを届けるためです。
送付先(集約先)
〒130-0012 東京都墨田区 太平 1-17-6 20号棟 株式会社KTS内 ルーテル救援物資 Tel.03-5610-5988
まとめて、被災地へお届けます。

第1次締め切り 4月2日までにお願いします。
 

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