谷川俊太郎 『昨日のしみ』 [その他]
昨日は8ヶ月ぶりにボイス・トレーニングを受けに出かけてきました。
いつものように、ひとしきりおしゃべりをした後に、発声練習、コンコーネと進み、最後は歌曲を何曲か歌います。以前は唱歌が多かったのですが、今回はなんと谷川俊太郎の詩に武満徹が曲をつけたものでした。
詩のタイトルは『昨日のしみ』。以下に詩をご紹介しますが、何とも味わい深い詩ですねえ。
「昨日のしみ」 詞:谷川俊太郎 曲:武満 徹
まっさらみたいに思えても
今日には昨日のしみがある
すんだことさの一言を
漂白剤には使えない
涙をシャワーで流すだけ
からだの傷さえ消えぬのに
心の傷ならなお疼く
ごめんなさいの一言を
鎮痛剤には使えない
痛みをお酒で癒すだけ
思い出したくなくっても
忘れられない日々がある
明日があるよの一言を
ビタミン剤には使えない
希望は自分で探すだけ
曲がまたJazzyな感じで、肩の力を抜きつつ、詩のことばを大切に歌うことの良い練習になりました。
ほろ酔い気分でお風呂で歌いたくなる歌ですね(^_^)
どんな感じの曲を知りたい方は、下記のYoutubeで聞くことが出来ます。
2012-02-28 10:11
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