SSブログ

顕現主日 [教会関係]

今日は教会暦で顕現主日と呼ばれる日でした。

西方教会(カトリックやプロテスタント)は4世紀初頃から、冬至である12月25日をクリスマスとして祝うようになりましたが、東方教会(いわゆるギリシャ正教やロシア正教等)では、1月6日の顕現日を2世紀末頃から守ってきました。

ですから、教会でのクリスマス飾りなどは、この期間をクリスマスとして、顕現主日まで飾られようになったと思われます。

さて、本日の福音書の日課は、聖劇でも良く知られているマタイ2:1~12の「東方三博士の礼拝」の箇所です。
下の絵は、昨年のクリスマスカードとして買ったものですが、とてもきれいで気に入ったので手元に残しておいたものです。



聖書には博士達は三名とは書いていませんが、「黄金、乳香、没薬」と贈り物が三つだったことから三名と考えられてきました。後の時代になると「カスパール、メルキオール、バルタザール」と名前まで付けられるようになりました。また、この三名は全世界の代表という意味合いも込められ、カスパールは黒人の若者、メルキオールは壮年の白人、バルタザールは初老のアラブ人(黄色)で描かれるようになりました。上の絵でいうと、右端がカスパール、真ん中がバルタザール、左端がメルキオールということになるでしょうか。

ところで、二十年ちょっと前に、ドイツのケルンに行った時、ケルン大聖堂には三博士の聖遺物があると説明されました。またドイツでは博士達ではなく、「三人の聖なる王様達
"Heilig Drei Koenige"」と呼ばれているようです。そんなこともあるのでしょうか、ケルン市の紋章には三つの王冠が刻まれています。





今日の説教原稿は下記にアップしてありますので、興味のある方はどうぞご覧下さい。

http://www014.upp.so-net.ne.jp/ayutaro/Message20120108.pdf

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。