SSブログ

感動的な運動会でした [宣教研修]

10/08は好天に恵まれ、まさに運動会日和でした。
朝の7時に大分を出て、高速で日田に向かいましたが、途中に幻想的な湯布院の朝霧も見ることも出来ました。
日田ルーテル幼稚園の運動会は今年が第59回目ということで、「大運動会」というにふさわしい素晴らしいものでした。
時間は9:00~14:30と長時間に及びましたが、園児達も元気に最後まで、これまでの練習の成果を発揮してくれました。
今回は翌日の礼拝奉仕のために着てきたスーツ姿という、運動会にそぐわない格好での観戦となりましたが、本部席に座らせて頂き、ゆっくりと子ども達の勇姿を見ることが出来ました。

うちの娘の幼稚園の運動会を思い出しながら見ていましたが、3歳児などは、本当にこの4月迄甘えんぼで泣き虫だったであろうに、運動会ではそのような姿も見せずに、真剣に取り組んでいる姿には、親でなくても涙が出てきそうになりますね。また年長さんは、よくこれだけのことを短期間に覚えられたなあと感心するほどに、多くの素晴らしい演技や競技を見せてくれました。こちらはこちらで、この成長した子ども達の姿を見ると、やはりこみ上げてくるものがありますね。

このように、全体を通してとても感動的な運動会だったのですが、私が一番感動したのは、プログラムが終了し、子ども達一人一人の首に、金メダルを担任の先生方がかけてあげる場面でした。金メダルをかけてあげる幼稚園は多いと思います。私の娘の幼稚園もそうでした。しかし、ルーテル幼稚園では、その後に先生が一人一人に心からの声をかけながらをぎゅっと抱きしめてあげている姿でした。後で園長先生にお聞きしたら、いつ頃からか自然にそのようにするようになったとのことでしたが、とてもキリスト教保育を体現している素晴らしい光景でした。神様は、このように私達一人一人をぎゅっと抱きしめて下さっている、そのような体験が、これから大きくなり苦労の多い人生に旅立っていく子ども達の魂を根底で支えてくれると思うのです。児童精神医の佐々木正美先生が語られていた「根拠のない自信」とは、このようなところから生まれるのでしょう。学業や仕事、資格、知識、経験、スキルそのようなものは「根拠のある自信」を作ってくれますし、大切なものです。しかし、「根拠のある自信」はいつか必ず挫折する時が来ます。病気や失業、離別や死といったものは、自分で積み重ねてきたものを、積木崩しのように崩し去ります。そのような絶望しそうな時に、しかし、あなたは生かされている。あなたを愛してやまないお方がいる。あなたは大丈夫だ。そう語り抱きしめて下さる方がいることを知っていることこそが、本当に人生を生き抜いていく力を与えてくれるのです。信仰とは、そのような「(自分には)根拠のない自信」を持つことが許されているという、喜びのメッセージです。このようなことを考えさせてくれた、日田ルーテル幼稚園の運動会に改めて感謝したいと思います。そして何よりも、そのように私達を守り支えて下さっている神様に感謝です!

前回、黙想の一部をご紹介しましたが、昨日行った説教原稿をアップしました。宜しかったらご一読下さい。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/ayutaro/Message20111009.pdf


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。