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「神学校交流プログラム」が取りやめとなりました [神学校]

この春休みは、説教関連の学びを多く行っています。

 

先ず、春休みに入ってすぐ2/1417の三泊四日は、神学生として教職神学セミナーに参加しました。テーマは「説教」ということで、平野克己先生を講師にお招きして、事前に提出していた説教原稿をもとに説教批判をして頂きました。また、セミナー中に全員で説教黙想を作成し、皆でシェアをいたしました。普段会う機会のない、西日本福音ルーテル教会、近畿福音ルーテル教会の先生方とも親しく交わることができて、学び多い時間を持つことができました。

 そして、春休み最後は、クリスチャン・アカデミー主催の「神学校交流プログラム」が来週の3/2325に鎌倉で行われる予定でした。こちらのテーマも説教で、関田寛雄、加藤常昭の両先生をお招きしての学びでしたので、とても楽しみにしていたのですが、今回の震災の影響で取りやめとなってしまいました。学びの内容だけでなく、他教派の神学生との交わりのよい機会でもあったので、残念でなりません。 

そういうこともあり、説教学に関して、少し学びを深めようとしていたところでした。先週はようやくボーレンの『説教学Ⅰ、Ⅱ』を読むことができました。訳者の加藤常昭先生も後書きに書いていますが、説教における「聖霊論」的な視点が新鮮で、とても大切な視座であると感じました。 また黙想については下巻に詳しく述べられており、とても参考になりました。加藤先生の『説教論』もボーレンから多大な影響を受けていることが伺えますね。

また新書版ですが、リュティーとトゥルナイゼンが著した『説教・告解・聖餐』を昨日読みましたが、小著ながら示唆に富んだものでした。心に響いた箇所を何カ所かご紹介致します。

 「説教の秘密とは…………貧しさなのだ」

「説教とは神に聞きとどけられた祈願である」

「今最も必要とされるのは、聖書を読み、祈り、神のことばを説教する牧師であり、またそこに一切がかかっているあの一つの務め、すなわちみことばへの奉仕のために、教会が時間を与えるような牧師である」

 この最後の箇所は、特に多忙を極めている教職者にとって重要な問題だと思います。忙しさの中に埋没してしまいがちな心を、みことばへの奉仕にきちんと向けていくことは、何にもましてみことばを通して命を与えて下さる教会の務めに他なりません。心に刻みたいと思います。

 以下は、先週読んだ本のリストです。

2011年3月7日 - 2011年3月13日の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2025ページ

■主の祈りのユダヤ的背景
ギリシャ語で書かれた主の祈りを、ヘブル語とユダヤ教的背景から読み解こうとするもの。現在手に入らないのが残念。
読了日:03月11日 著者:ブラッド ヤング,ダヴィッド ビヴィン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10122964

■現代を信仰に生きる―信徒のための「小教理問答」解説 (1984年)
読了日:03月10日 著者:徳善 義和
http://book.akahoshitakuya.com/b/B000J70HPW

■主の祈り―今を生きるあなたに
何度読んでも目が開かれるような良書です。
読了日:03月10日 著者:W.H.ウィリモン,S.ハワーワス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10109456

■説教学 (2)
読了日:03月09日 著者:R.ボーレン
http://book.akahoshitakuya.com/b/4818450464

■雪国の小さな高校―基督教独立学園校長7年の歩みから
読了日:03月08日 著者:武 祐一郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4400527085

■説教学〈1〉 (1977年)
読了日:03月07日 著者:R.ボーレン
http://book.akahoshitakuya.com/b/B000J8RY3Y


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