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竹森満佐一牧師の説教を聴きながら [読書]

今日は東京では雪が降っているようです。ここ大分では昨日は一日雨でしたが、今朝は曇天であります。

今日は諸集会がなく、今週唯一のオフとなりましたので、暫く前に買い求めておきながら聴けないでいた、竹森満佐一牧師の説教を、CD2枚ゆっくりと聴くことが出来ました。



竹森先生は名説教家として著名であり、長年、吉祥寺教会を牧会され、東京神学大学で後進の牧会者達を多く育てられた神学者でありました。しかし、その説教は親しみやすく心に訴えるものであります。

CD1枚目に納められている説教は、ヨハネ20:28にありますトマスの信仰告白『わが主、わが神よ』にもとずく即テキスト説教です。以前に、説教集で文字を通して触れ、感銘を受けたこの説教を、説教者の肉声を通して聴くことが出来たのは、喜びであり驚きでもありました。

というのは、私はなんとなく、もっと重々しい語り口を想像していたからです。
しかし、実際の語り口は、やや早口である種の軽やかささえ感じるものでした。そして、その軽やかさとは軽佻浮薄なものではなく、福音の喜びを伝えるパッションから来るものだと思うのです。

深みを経た軽やかさ。
説教の一つの姿を示されたような気が致します。

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