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紫の典礼色 [教会関係]

今週からいよいよ、主の御降誕を待ち望む待降節(Advent)の期節となりました。

教会暦も新年となり、マルコ福音書を中心とするB年が始まりました。

特にB年はそうなのかもしれませんが、待降節の日課は第1主日でエルサレム入城を取り上げた後は、三週とも洗礼者ヨハネの関連記事となります。

典礼色の紫は、ご存じのように待降節(Advent)と四旬節(Lent)で用いられます。

待降節ではクリスマスを、四旬節ではイースターを迎えるための悔い改めと懺悔の期節であるからです。と同時に、紫は高貴な色ですから王の尊厳を表す色でもあります。

この季節、なかなか紫の花が手に入らないということで、大分教会の生花では、カスピアという可愛い可憐な花が用いられていました。後で花言葉を調べてみたら、「変わらない心、変わらない誓い」というものでした。神様の人間を思う変わらない愛の心と、救おうとされる変わらない誓いの徴こそが、正にクリスマスの出来事だと思います。



大分教会の紫の典礼布は、十字架の周りに六つの星がちりばめられ、左右にアルファとオメガの文字、そして下に二つの蝋燭の灯りが描かれているものです。星はメシアである主イエスを示すダビデの星や、東方の博士達を導いた星を意味しているのでしょうか。でもなぜ六つなのかは分かりません。星といいキャンドルといい、待降節にお似合いのデザインだと思います。



もう一つは、日田教会の典礼布です。写真の色が悪いですが、こちらもきれいな紫です。

こちらは受難と復活をモチーフとしたデザインで、黄金の十字架の真ん中に茨の冠が置かれ、その荊冠を三等分する形で白色で釘が描かれています。これは主の手と足を釘づけた三つの釘を表現しているのでしょう。また十字の先端が三片に分かれているのは、復活のシンボルである百合の花でも表しているのでしょうか? それとも三位一体の神を表現しているのでしょうか。

個人的には、どちらかと言えばこの日田教会のデザインが好きです。今は、これを携帯の待ち受け画面にしていますが、これを見ると不思議と心が落ち着き元気が出るような気が致します。



待降節第1主日の説教は、下記にアップしていますので、どうぞご覧下さい。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/ayutaro/Message20111127.pdf
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