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宗教改革主日 [その他]

昨日の聖日は宗教改革主日、そして今日10月31日は宗教改革記念日です。

聖卓の典礼色もこの日は、聖霊降臨節の緑から赤に変わります。
大分教会の緑の典礼布には写真でお分かりのように、三匹の魚が縫い付けられています。



魚は主イエスの供食の奇跡にも出てきますし、福音書では象徴的な意味で用いられています。
また、ギリシア語で魚をイクスースと言いますが、その頭文字をとって、「イエス、キリスト、神の、子、救い主」の隠語として初代教会で使われていたこともあり、教会のシンボルとして良く用いられるものです。また、三匹の魚と三つの光輪は三位一体の神を表現したものではないかと思います。



一方、赤の方ですが、これは図象的に凝っていますねえ。
真ん中に十字架を表すと共に、ギリシア語のキーとローが隠されていて、これはキリストを意味しています。
十字架の直ぐしたには、これはハッキリとギリシア語のアルファとオメガ、すなわち「わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである」という黙示録21:6の言葉が描かれています。
そして、一番下のなみなみと十字架の下にある錨は、キリストの教会がこの世の荒海の中で箱船のような救いの象徴であることを示しているのではないでしょうか。
また、錨はキリストの平安を表している気が致します。ヤコブの手紙1:6~8の言葉が思い浮かびます。
「いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。」

また、昨日の大分教会の生花は、典礼色の赤を意識して赤いガーベラが用いられていました。
いつもご奉仕下さるA姉に感謝!


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