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『るっちゃんの旅立ち』 [読書]

今日は、あまり自覚がありませんでしたが私の誕生日です。灰の水曜日ということもあり、静かに過ごしたいと思います。今晩行われる聖灰礼拝も沈黙の礼拝となります。

さて、先週読んだ本の中から、『るっちゃんの旅立ち』(キリスト新聞社1984年)をご紹介したいと思います。


この本との出会いは偶然でした。ことの発端は、先週、江藤先生からプレゼン資料作成を頼まれたことにあります。その資料の目的は、ルーテル学院大学教職員に対して本学の「建学の精神」を説明する勉強会で使用するもので、本学の沿革とともに、キャンパス内にある沢山の絵や紋章の由来を説明するためのものでした。そこで私自身、今回初めて知ったのが下の写真にある絵の由来であり、本学卒業生である藤崎るつ記さんのことでした。本書は、友人を助けるためにフィリピンのボトランの海で命を捧げたるつ記さんの記念文集なのです。

この絵は本館玄関を入ってすぐ右に曲がった廊下に飾ってあり、私も何気なく目にはしてきましたが、特にこれまで意識して見ることはありませんでした。るつ記さんは1983年4月2日に24歳の若さで召されました。この絵は、その2年後の1985年にフィリピンの画家Ely Gomez(エリー・ゴメス)が、るつ記さんを記念して描いたのものです。絵に用いられている赤、青、黄色はフィリピンのナショナル・カラーだそうです。フィリピンと日本の架け橋になろうとしてフィリピンの大学院に留学し、献身的に奉仕をされたるつ記さんの最期は、まさに彼の地で「一粒の麦」となって多くの実を結んだのでした。それが一面の麦畑となって表現されているのです。手に入りにくいかもしりませんが、ルーテルの学生の方には是非、図書館で借りて一読頂ければと思います。

ということで、午後は引き続き資料作成を行う予定です。他の絵の紹介はまたの機会に!

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