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飼葉桶の中の神学 [読書]

ようやく一週間にわたって連日のように行われたクリスマス関連行事が終わりました。
参加させて頂いた一つ一つが貴重な経験になりましたし、大切な思い出となることでしょう。

今年のクリスマスを通して、考えさせられたのは、次のボンヘッファーの言葉でした。

  「ベツレヘムの馬小屋の中の飼葉桶のかたわらには、
                聖職者や神学者はひとりもいなかった。……

   神学の課題が、神に関する秘密を解き、それを平板な、当たり前の
    人間的経験や、理性の知恵にまで引き下げることだと考える人が
     いるとしたら、その人は何と愚かであろうか。
   神学の課題は、決してそのようなことではなく、
    むしろ、神の奇跡を奇跡として確認し、
     神の秘密をまさに神の秘密として把握し、それを守り、
      それに栄光を帰することなのである。
        それこそが神学の職務である。

   ……。古代教会のキリスト論は、
       実際ベツレヘムの飼葉桶のかたわらで成立した。
         風雨にさらされてぼろぼろになった飼葉桶には、
           クリスマスの輝きがある。」


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